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特集 病院における作業療法
回復期リハ病棟における作業療法の役割
The role of occupational therapy in kaifukuki rehabilitation ward
齊藤 洋平
1
,
鯉田 俊哉
1
,
松本 康子
1
,
山下 佳代
1
,
谷川 正浩
1
Yohei Saito
1
,
Toshiya Koida
1
,
Yasuko Matsumoto
1
,
Kayo Yamashita
1
,
Masahiro Tanikawa
1
1NTT東日本伊豆病院
pp.477-481
発行日 2015年6月15日
Published Date 2015/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001200233
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Key Questions
Q1:回復期リハ病棟に必要なチームアプローチとは?
Q2:回復期リハ病棟チーム内でのOTの役割とは?
Q3:回復期リハ病棟に必要な生活期への連携とは?
はじめに
2000年(平成12年)に制度化された回復期リハ病棟は急速に全国へ普及し,今後さらなる質の向上が期待されている.井出1)はセラピストの役割として障害の改善を図ることに加え,「回復期リハ病棟では,さらに病棟内での日常生活および自宅復帰後の地域生活までも視野に入れてかかわることが求められている.このため,これまで以上に計画的でかつチーム一体となったアプローチの組み立てが必要であり,チームにおけるセラピストのあり方は重要な課題」と述べている.筆者は高齢者への在宅リハを中心に10年間従事し,現在の回復期リハ病棟に勤務して4年が経過した.病棟専従OTとして,チームで患者にかかわる重要性を実感しているところである.
本稿では,経験した事例を連携と協働を主軸に振り返り,回復期リハ病棟における作業療法の役割について考察したい.
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