連載 医療ソーシャルワーカーの働きを検証する・16
回復期リハビリテーション病棟でのMSW援助と役割
原田 由美
1
1医療法人社団総生会麻生リハビリ総合病院
pp.774-777
発行日 2007年9月1日
Published Date 2007/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101018
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当院の回復期病棟に入院した患者の退院先の約7割は自宅退院である.その多くが地域の在宅サービスの援助を受けて生活している.患者・家族の生活の実態は,医療保険や介護保険法・障害者自立支援法などの法改定に振り回されているともいえる.医療ソーシャルワーカー(以下,MSW)は変動する医療・福祉制度や地域の社会資源等の情報を収集して,その社会資源が現実的にどのようなサービスを提供しているのか熟知し,それを患者・家族,そして医療の現場に情報提供をしていくことが期待されている.
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