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特集 病院における作業療法
地域包括ケア病棟における作業療法の役割
The role of occupational therapy in the community-based integrated care ward
安部 剛央
1
Takeo Abe
1
1日本医療伝道会 衣笠病院
pp.482-487
発行日 2015年6月15日
Published Date 2015/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001200234
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Key Questions
Q1:地域包括ケア病棟の評価・施設基準は?
Q2:地域包括ケア病棟におけるOTの役割とは?
Q3:今後の地域包括ケア病棟に求められるシステムとは?
はじめに
衣笠病院(以下,当院)は,三浦半島にキリストの愛による医療奉仕を行うために設立された地域中核病院であり,三浦半島地域において保健・医療・福祉のサービスをトータルに提供できる社会福祉法人「衣笠病院グループ」の中心を担う一般総合病院である.当院は,ホスピス20床を含む251床の病床,14の診療科を擁する病院であり,2014年(平成26年)8月より,38床を一般急性期病棟から地域包括ケア病棟へ置換した.地域包括ケア病棟とは,2025年問題に向け,地域包括ケアシステムを支える病棟をさらに充実させるため,2014年度診療報酬改定において,亜急性期入院医療管理料を廃止したうえで,新たに導入された評価である.
本稿では,当院における病棟置換後6カ月間での実績を基に,地域包括ケア病棟におけるOTが担うべき役割と実践について,若干の私見を含め述べたい.
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