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特集 がんの痛みと作業療法
在宅の場でのがんの痛みへの対応
Cancer pain management in home vist rehabilitation
宇田 薫
1
Kaoru Uda
1
1クリニック安里 訪問リハビリテーションセンター
pp.298-302
発行日 2014年4月15日
Published Date 2014/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001100456
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Key Questions
Q1:OTがかかわれる痛みとは?
Q2:在宅で生じる痛みとは?
Q3:他職種がOTに託すこととは?
はじめに
ここ数年「がんと作業療法」,「がん患者に対する作業療法」というテーマの研修会や雑誌の特集を目にするようになった.しかし,これは今になって初めてOTが「がん」に携われる知識・技術を身につけてきたからではなく,がん患者のサポートチームを構成するときに,OTという職種が近くに存在しない時代が長く続いたことも一因と考える.個別には臨床で以前から,がんに携わっているOTも少なくない.そして今,がん患者が受けることのできるさまざまなサービス現場にOTが従事するようになったため,本人・家族はもちろんのこと,他職種にもOTの役割を積極的に伝えていく必要がある.また,その「役割」は,一般的にはまだイメージがされにくいが,セルフケアやQOLをはじめ,「痛み」に対しても介入できると考える.
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