--------------------
編集後記
中村 春基
pp.1506
発行日 2013年12月15日
Published Date 2013/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001100370
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
「人は作業を行うことで元気(健康)になれる」.これは,日本作業療法士協会の作業療法のキャッチコピーである.「提言」の高畑進一氏の記事は,心が和むと同時に,社会的な役割を再認識させる.そして特集「OTによる復職支援」は,長年,作業療法で取り扱われてきた職業関連活動の領域での久しぶりの特集であり,また,作業療法の核心的な内容を再認識するための特集でもある.
最近,いろいろな場で「人は作業を行うことで元気になれる」というテーマでの講演依頼が舞い込むが,裏を返せば作業療法の現状がかいま見える.2010年(平成22年)4月に出された,厚生労働省医政局長通達に,あらためて「職業関連活動の訓練」が,作業療法の業務であることを記載していただいた.それらを再確認するうえでも,多くのOTが本特集を読み,気づきが生まれたら幸いである.
Copyright © 2013, MIWA-SHOTEN Ltd., All rights reserved.