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特集 東日本大震災 2年半後の今を語る
過去の災害―新潟における支援活動の経験
Past disaster:Experiences of the support activity in Niigata
水越 裕之
1
Hiroyuki Mizukoshi
1
1新潟県立坂町病院
pp.1341-1347
発行日 2013年11月15日
Published Date 2013/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001100322
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Key Questions
Q1:被災者支援活動の難しさとは?
Q2:新潟県作業療法士会ではどのような支援活動をしたのか?
Q3:支援活動の終息をどう考えるか?
はじめに
私は,新潟県作業療法士会(以下,県士会)役員在任中に2つの大きな地震を経験した.献身的に協力する会員の努力により,支援活動は仮設住宅閉鎖の時期まで行うことができたが,それ以降の復興事業に関する支援には取り組んだことがない.
県士会が行う大規模災害時の支援活動はどうあるべきかを折に触れ考えてきたが,答えの中心に行き着かないでいる.
2度の震災支援活動の,もどかしく,悔しい,どうしてよいかさえわからない経験や,活動を通じて感じた「作業」の力と温かい気持ち.今思うといろいろな実感や反省が湧いてくる.
そんなことを振り返ることでこの特集に参加させていただく.
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