病院めぐり
新潟県立がんセンター新潟病院外科
佐藤 信昭
pp.1536
発行日 2002年11月20日
Published Date 2002/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407905058
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当院は,遠くに2002FIFAワールドカップサッカー大会の日本での最初の試合(カメルーン対アイルランド戦)が開催されたサッカー場新潟スタジアム“ビッグスワン”を望み,信濃川沿いに立つ県立のがんセンターである.昭和25(1950)年に県立新潟病院として創設された.新潟県が全国にさきがけて昭和33年にがん対策推進委員会を設置し検討した結果,がんの診断と治療の総合センターとして翌36年1月に県立がんセンター新潟病院が発足した.昭和62年5月新築移転し,現在に至る.
外科は田中乙雄副院長,佐野宗明臨床部長,梨本篤外科部長を中心にスタッフ7名の他,新潟大学第一外科,富山医科薬科大学第二外科,東京女子医大第二病院外科,岡山大学第一外科からの出張医,レジデントの計12名で診療を行っている.臓器別主治医制を取り入れ,食道癌は田中乙雄,胃癌は梨本篤,藪崎裕,肝胆膵癌は土屋嘉昭,乳癌は佐野宗明,佐藤信昭,結腸直腸癌は瀧井康公が担当している.術前・術後症例検討会を毎週火,金曜日の朝に行う他に,4科合同消化器検討会,MMK(乳癌)検討会など内科,放射線科,病理部と毎月カンファレンスを行い,連携を密にしながら診療を進めている.また,中国黒竜江省の研修生や国内の病院からの手術,診療見学も受け入れ,意見の交換を活発に行っている.
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