Japanese
English
症例報告
Constraint-induced movement therapy後3年間の経過観察を実施した一症例
A 3-year follow-up after constraint-induced movement therapy intervention:a case report
竹林 崇
1
,
花田 恵介
1
,
天野 暁
1
,
梅地 篤史
1
,
丸本 浩平
2
,
道免 和久
2
Takashi TAKEBAYASHI
1
,
Keisuke HANADA
1
,
Satoru AMANO
1
,
Atsushi UMEJI
1
,
Marumoto KOUHEI
2
,
Kazuhisa DOMEN
2
1兵庫医科大学病院
2兵庫医科大学
キーワード:
課題指向型訓練
,
transfer package
,
長期効果
Keyword:
課題指向型訓練
,
transfer package
,
長期効果
pp.954-957
発行日 2013年7月15日
Published Date 2013/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001100230
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Abstract:【緒言】Constraint-induced movement therapyの長期効果の報告は少ないので,治療後3年間の経過を報告する.【方法】1日5時間,10日間の麻痺手に対する課題指向型訓練(患者の目的動作を実現する訓練)と麻痺手を生活で使うための患者指導を行った.評価はFugl-Meyer assessment(FMA),簡易上肢機能検査(STEF),Motor Activity Log(MAL)を介入前後,介入後6カ月,介入後1年,3年に採取した.【経過】FMA 47→58→63,STEF 1→21→72,MAL 0.77→2.34→4.0(介入前,後,介入から3年後)と改善した.【結語】本症例は介入前後,さらに介入から3年後まで麻痺手の機能と日常生活における使用頻度は改善した.麻痺手の改善には,患者にとって価値ある動作の実現が自己効力感を生じさせ,行動変容を促した可能性がある.
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