Japanese
English
症例報告
回復期におけるmodified constraint-induced movement therapyと反復電気刺激を併用した小児脳梗塞の一例―治療後6カ月間の経過について
A case study in sub-acute of combining with modified constraint-induced movement therapy and repetitive electrical stimulation for child after stroke:The progress during 6 months after the intervention
佐々木 真友美
1
,
竹林 崇
2
,
濱田 朋子
1
,
魚 織衣
1
,
小倉 努
1
,
今田 光一
3
Mayumi SASAKI
1
,
Takashi TAKEBAYASHI
2
,
Tomoko HAMADA
1
,
Orie UO
1
,
Tsutomu OGURA
1
,
Koichi IMADA
3
1黒部市民病院
2兵庫医科大学病院
3黒部市民病院関節スポーツ外科
キーワード:
小児
,
上肢
,
機能障害
Keyword:
小児
,
上肢
,
機能障害
pp.958-962
発行日 2013年7月15日
Published Date 2013/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001100231
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Abstract:小児の脳の可塑性は旺盛といわれている.この小児の脳の特徴に着目した脳卒中後の上肢麻痺に対する治療法として,小児に対するconstraint-induced movement therapy(CIMT)があり,欧米ではすでにエビデンスも確証されている.一方,成人の脳卒中後の上肢麻痺に対して,工学機器を用いた治療法が発展している.その中の一つに,低周波治療器からの出力に合わせて患者が対象筋の随意運動を反復して行うrepetitive electrical stimulation(rES)が報告されており,近年治療方法も確立されつつある.今回われわれは,脳梗塞を発症した学童期の男児に対して,従来のCIMTの訓練時間と頻度を調整したmodified CIMTを実施し,おおむねの上肢機能は向上したが,改善が乏しい部分が残存した.そこで,modified CIMTに加え対象部分にrESを実施し,さらなる成果を得たので報告する.
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