Japanese
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特集 脳卒中上肢機能の徹底改善
Constraint-induced movement therapy(CI療法)
Constraint-induced movement therapy
竹林 崇
1,2
Takashi Takebayashi
1,2
1大阪公立大学医学部リハビリテーション学科
2大阪公立大学大学院リハビリテーション学研究科
1Department of rehabilitation, School of medicine, Osaka Metropolitan University
キーワード:
脳卒中
,
上肢運動障害
,
エビデンス
Keyword:
脳卒中
,
上肢運動障害
,
エビデンス
pp.699-707
発行日 2024年7月10日
Published Date 2024/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552203158
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はじめに
脳卒中後の上肢運動障害は,対象者の生活の質(quality of life:QOL)を低下させると言われており,リハビリテーション分野における大きな問題の1つと言われてきた.そういったトレンドのなかで,本領域は1990年代から2000年代にかけて大きな発展を遂げてきた.この時期,脳卒中後の上肢運動障害に対するアプローチがいくつも開発され,臨床試験を通し,効果に関するエビデンスが確認されていた.それらのアプローチの1つにconstraint-induced movement therapy(CI療法)がある.本稿においては,脳卒中後の上肢運動障害に対するCI療法の歴史,メカニズム,効果に関するエビデンス,併用療法に関して,情報提供を行う.
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