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編集後記
北野 正剛
pp.336
発行日 2006年6月15日
Published Date 2006/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.4426900710
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今回の特集「下肢静脈瘤に対する内視鏡下手術の現状と進歩」をみると,専門外の小生にとって隔世の感がわいてくる.ストリッピングという今からみればかなり野蛮な(?)手術を行っていた者からみると随分と洗練された手術で,その診断学の進歩にも驚いた.診断といえば,今の若い外科医にペルテスやトレンデレンブルグ検査といっても何のことかわからないのであろうか?
先日,ダラスで行われた米国消化器内視鏡外科学会(SAGES)に北島政樹理事長とともに参加した.会員数は5,200名を超え参加者も1,600名を数えたとのこと,また企業参加も200杜ということで盛況であった.昨今の流れで教育プログラムに力が入れられ,さらには肥満手術と経口内視鏡による腹腔内外科手術(NOTES:natural orifice transluminal endoscopic surgery)が大きく取り上げられていた.
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