教育セミナー 内視鏡外科(消化器)の技術認定に合格するための手術手技
共通基準
山下 裕一
1
1福岡大学医学部手術部・第二外科
pp.341-345
発行日 2005年6月15日
Published Date 2005/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.4426900610
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はじめに
内視鏡外科手術は,低侵襲的であるなどの利点から多くの分野の手術に応用されている.しかし,内視鏡下での手術野で特殊な器具を用いて行う手術であり,高度な技術が要求される.日本内視鏡外科学会においては技術認定制度1)を発足させ,すでにその施行が開始されている.本制度は,各学会の定める専門医制度とは異なり,これら各関連領域において内視鏡外科手術に携わる医師の技量を共通の基準に従って評価し,所定の基準を満たした者を認定している.具体的には,消化器外科,泌尿器科,産婦人科が技術認定制度を開始し,それぞれの分野ごとに基準を設け,提出されたビデオをもとに採点を行っている.
本項では,消化器外科における共通基準についてその概要を解説する.
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