特集 超音波凝固切開装置による内視鏡下手術の新たな展開
わが社の製品の特徴
ハーモニック スカルペル*の市場動向と利点
古賀 広樹
1
,
下村 一之
2
,
藤本 隆夫
3
1ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社エチコン エンドサージェリー事業部企画部
2埼玉医科大学総合医療センター外科
3東京女子医科大学小児外科
キーワード:
ハーモニック スカルペル
,
超音波メス
,
超音波凝固切開装置
Keyword:
ハーモニック スカルペル
,
超音波メス
,
超音波凝固切開装置
pp.452-456
発行日 1999年10月15日
Published Date 1999/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.4426900070
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1991年7月11日,Joseph F.Amaralによってハーモニック スカルペル*を用いた腹腔鏡下胆嚢摘出術が世界で初めて行われた.以降,本邦にも内視鏡下手術に有用な器械として紹介され,1998年4月1日の保険適用術式拡大もあり,今日まで急速に普及している.また使用者の要望から開発されたパーム型ハンドルのLCSや彎曲型ブレード(KATANA)は,内視鏡下手術のみならず開腹術,開胸術での使用を容易とした.最近では耳鼻咽喉科,脳神経外科など,使用する診療科に広がりがみられる.また,凝固能力の高さと熱損傷が比較的軽微であるというこの器械の2つの利点は,最近の基礎実験により信頼性が高まったと考える.
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