特集2 ERスタンダード 脳卒中—ココが皆の困りどころ,気になるところ
【Part 2】各論
4.脳梗塞の急性期治療アップデート②—ココまでは特殊技術がなくても介入できる!
杉田 陽一郎
1
Yoichiro SUGITA
1
1東京ベイ・浦安市川医療センター 神経内科
pp.714-720
発行日 2024年11月25日
Published Date 2024/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3105200161
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血管内治療や遺伝子組み換え組織型プラスミノゲン・アクティベータ(rt-PA*1)静注療法の適応とならない急性期脳梗塞は,内科的治療が主体となる。しかし内科的治療といっても,抗血小板薬の選択や抗凝固療法の導入の判断,また血圧・体温管理など,気をつけるべき点はいくつもある。
本稿では,脳梗塞急性期に関わるすべての医師が知っておきたい内科的治療のポイントについて解説する。薬物には日本独自のものもあり,施設によって独自の文化が形成されている場合も多々ある。現在のエビデンスと筆者の意見をふまえつつ,実臨床での考え方も論じていく。
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