今月の主題 脳卒中
脳卒中急性期の治療
脳梗塞急性期の治療
棚橋 紀夫
1
1慶應義塾大学医学部神経内科
pp.2230-2232
発行日 1995年11月10日
Published Date 1995/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402903941
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ポイント
●脳梗塞の臨床病型,責任血管を念頭に治療する必要がある.
●脳浮腫治療薬(グリセロール)はすべての病型に適応となる.
●血栓溶解療法は,行うとすれば脳塞栓症の超早期(できれば3時間以内)の症例である.
●トロンボキサンA2合成酵素阻害薬(オザグレル)は,脳血栓症,特にラクナ梗塞の神経症状の改善に有用である.
●血液レオロジー因子改善療法は,高ヘマトクリット血症の患者で適応となる.
Copyright © 1995, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.