特集2 ERスタンダード 心肺蘇生—まさかの! ガイドラインが使えないとき,あっても悩むとき
【Part 3】番外編
【コラム】蘇生領域のエビデンス創出で日本が生き残るには—“データ量世界一”のレジストリが鍵を握る
田上 隆
1
Takashi TAGAMI
1
1日本医科大学武蔵小杉病院 救命救急科
pp.170-172
発行日 2023年6月25日
Published Date 2023/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3105200062
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日本には,研究者と総務省消防庁の尽力により,世界的にも早期から心停止症例の大規模レジストリが存在している。これらのデータを使用して,心停止研究領域で多くの重要な観察研究が世界に発信され,国際蘇生ガイドラインにも多く引用されている1〜4)。
本稿では,今後も引き続き,心停止領域で日本が世界をリードするエビデンスを創出するにはどのような課題があるのか,そして考えられる解決策について私見を述べていきたい。
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