Japanese
English
第1土曜特集 乳癌のすべて2024
将来への提言
新しいエビデンスの創出を目指して
-――臨床研究責任者のすゝめ
Towards the generation of new evidence
――Practice of the clinical research director
増田 慎三
1
Norikazu MASUDA
1
1京都大学大学院医学研究科外科学講座乳腺外科分野
pp.478-478
発行日 2024年8月3日
Published Date 2024/8/3
DOI https://doi.org/10.32118/ayu290050478
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
1993年に医師資格,2001年に医学博士を取得以降,乳腺診療の臨床現場一筋の道を歩んだ.朝から晩までの長い外来診療,1日3件の手術を担当し,書類対応などを終え,疲れた帰路中,ふと浮かぶ患者や家族からの感謝のことば,笑顔から幾度となく元気をもらい,充実した楽しい日々を送らせていただいた.でも一方で,再発告知や生活に影響する副作用とつらいお叱りも.常に診療に真摯に取り組み,患者の声を逃さないこと,失敗には振り返りと改善の気持ちが大切と思う.少しでも患者によりよい治療を,一人ひとりに最適な治療を,誰よりも早く届けたい気持ちが,臨床試験や開発治験などの臨床研究の原動力であり,決して学会発表や論文などの業績目的では有益な臨床試験は遂行できない.
Copyright © 2024 Ishiyaku Pub,Inc. All Rights Reserved.