特集 ホスピタリストのための画像診断—①胸部・縦隔編
【総論】
2.胸部CTの画像解剖—10mmスライス厚の造影CT像と解剖学的構造
張 申逸
1
Shinichi CHO
1
1国家公務員共済組合連合会 虎の門病院 放射線診断科
pp.209-219
発行日 2020年6月1日
Published Date 2020/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900774
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胸腔内には,大部分を占める両肺とその間の空間である縦隔がある。縦隔には心臓,食道,大血管,気管,気管支,リンパ節などが存在する。本稿では,10mmごとの胸部造影CT軸位断像(縦隔条件,肺野条件)を示し,あわせて主要な解剖学的構造について名称を提示する。また,リンパ節の解剖をわかりやすく示すため,あえて多発リンパ節腫大のある症例を提示している。
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