今月の主題 症例からみる肺疾患のCT画像
肺CTの基本を押さえる
胸部CTの正常像
村田 喜代史
1
1滋賀医科大学放射線医学講座
pp.236-241
発行日 2007年2月10日
Published Date 2007/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101997
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ポイント
●肺CTの読影には正常区域解剖の知識が前提となる.
●肺のHRCTの読影には,肺の基本単位である二次小葉の理解が重要である.
●肺二次小葉の中央部を細気管支と肺動脈が走行し,肺静脈は辺縁に位置する.
●HRCTでは,正常肺動脈は終末細気管支レベルまで描出される.
●気管支血管周囲間質には豊富なリンパ管が含まれ,病変の進展経路として重要である.
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