活動報告2019
日本医療教育プログラム推進機構(JAMEP)の取り組み—初期研修医の6,000名以上が受験する基本的臨床能力評価試験(GM-ITE)の概要
西﨑 祐史
1,2,3
,
徳田 安春
4
1順天堂大学 革新的医療技術開発研究センター
2順天堂大学大学院医学研究科 クリニカル・トランスレーショナルサイエンス
3順天堂大学医学部附属順天堂医院 循環器内科/臨床研究・治験センター
4群星沖縄臨床研修センター
pp.416-419
発行日 2019年6月1日
Published Date 2019/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900685
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2004年4月より卒後研修(臨床研修)が義務化されたが,研修プログラムの運営や実施体制は各医療機関の裁量に委ねられているところが大きい。さらには,臨床研修における客観的アウトカム指標は確立されておらず,教育内容は医療機関によってさまざまである。その結果,研修医のスキルにも大きな差が生まれているのが現状である。
このような現状において,研修医教育の標準化および質向上は喫緊の課題である。NPO法人日本医療教育プログラム推進機構Japan Institute for Advancement of Medical Education Program(JAMEP)では,それらの課題解決を目指し,研修教育の支援活動を実施している1)。
本稿では,なかでもHospitalist読者の方にも関心が高いであろう基本的臨床能力評価試験について紹介する。
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