特集 外来マネジメント
はじめに|外来には病棟や救急とは違った醍醐味がある
金城 紀与史
1
Kiyoshi KINJO
1
1沖縄県立中部病院 総合内科
pp.1-2
発行日 2019年3月1日
Published Date 2019/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900638
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ホスピタリストはもともと,「病棟専任医師」という概念で米国から始まりました。彼らの多くは外来診療をまったく行わず,入院患者に専念することで入院診療の効率化に貢献しています。
日本では,病院勤務医は比率の大小はあるにせよ,外来と入院診療を両方こなしている場合が大半ではないかと思います。従来,医学部時代から初期研修まで,救急外来や病棟を中心に研修が行われ,外来のやり方・外来特有の疾患の診断・治療などを体系的に教わる機会はなく,卒後3年目にもなれば,見よう見まねで外来デビューしていました。幸い,最近では学生時代から外来実習を経験することもまれではなくなり,2020年からは初期研修制度で一般外来研修が必修化されます。
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