特集 腎疾患
【慢性腎臓病(CKD)】
【コラム】腎疾患における栄養—栄養管理は腎疾患管理に必須
宮内 隆政
1
,
平岡 栄治
1
,
鈴木 利彦
2
Takamasa MIYAUCHI
1
,
Eiji HIRAOKA
1
,
Toshihiko SUZUKI
2
1東京ベイ・浦安市川医療センター 総合内科
2東京ベイ・浦安市川医療センター 腎臓・内分泌内科
pp.251-262
発行日 2014年3月1日
Published Date 2014/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900415
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現在日本では慢性腎臓病(CKD)患者が1300万人を超え,成人の約8人に1人がCKD患者とされる。また,維持透析患者も30万人を超えている1)。このようにCKDは身近な疾患となっている。患者の腎機能悪化を遅らせ,透析への移行の予防,腎疾患に合併の多い心不全,急性心筋梗塞,脳血管障害の予防に,栄養療法が重要な役割を果たす。
本稿では,①ネフローゼ症候群,②急性腎傷害(透析なし),③急性腎傷害(透析あり),④CKD,⑤維持透析に対する栄養療法を概説する。
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