特集 呼吸器疾患1
【コラム】特発性肺線維症(IPF)の治療—支持療法,特異的薬物治療のトピックス
齊藤 茂樹
1
,
近藤 康博
2
Shigeki SAITO
1
,
Yasuhiro KONDOH
2
1Tulane University School of Medicine Pulmonary Diseases, Critical Care and Environmental Medicine
2公立陶生病院 呼吸器・アレルギー内科
pp.110-117
発行日 2015年3月1日
Published Date 2015/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900281
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特発性肺線維症idiopathic pulmonary fibrosis(IPF)の治療に有効な薬物はない,というのが長い間の定説であった。しかし最近,ピルフェニドンやnintedanibの有効性が第Ⅲ相試験で確認されるなど,治療の選択肢が広がりつつある。本稿では2011年に発表されたAn official ATS/ERS/JRS/ALAT*1 Statement1)(以下「ガイドライン」)をもとに,それ以降に得られた重要な知見を交えて述べる。
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