特集 呼吸器診断マスター—病歴,身体所見,画像所見でここを見る!
Ⅰ.疾患別“臨床医の頭の中”
特発性間質性肺炎—特発性肺線維症(IPF)にfocusして
杉野 圭史
1
1一般財団法人慈山会医学研究所付属坪井病院呼吸器科
pp.488-497
発行日 2022年11月1日
Published Date 2022/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1437200588
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Point
・病変の主座が肺胞領域,細気管支領域の間質に認められる間質性肺疾患のうち,急性,亜急性,あるいは慢性に肺胞間質の線維化を特徴とする疾患群を間質性肺炎と称する.
・原因不明の特発性間質性肺炎が疑われた場合は,まずは特発性肺線維症を鑑別に挙げ,精査を行う.
・特発性肺線維症における抗線維化薬導入のタイミングを判断するポイントは,重症度の把握や予後リスク評価である.
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