特集 特発性肺線維症 診断・治療の最前線と患者支援の実践ポイント
特発性肺線維症の診断と治療 特発性肺線維症の血清学的所見
佐藤 正大
1
,
西岡 安彦
1徳島大学 大学院医歯薬学研究部呼吸器・膠原病内科学分野
キーワード:
血清学的検査
,
Matrix Metalloproteinase 7
,
KL-6抗原
,
Pulmonary Surfactant-Associated Protein A
,
Pulmonary Surfactant-Associated Protein D
,
肺線維症-特発性
,
Periostin
Keyword:
Serologic Tests
,
Matrix Metalloproteinase 7
,
Pulmonary Surfactant-Associated Protein A
,
Pulmonary Surfactant-Associated Protein D
,
Idiopathic Pulmonary Fibrosis
,
MUC1 Protein, Human
,
POSTN Protein, Human
pp.442-447
発行日 2020年3月5日
Published Date 2020/3/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2020163941
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<Key Points>◎現在、臨床で用いられている特発性肺線維症(IPF)の血清マーカーとして、KL-6、SP-D、SP-Aが挙げられる。◎間質性肺疾患を他疾患と鑑別する上では有用だが、間質性肺疾患の中でIPFを他の間質性肺炎から鑑別する特異性は低く、IPFの診断は他所見とあわせて総合的に行うべきである。◎近年の抗線維化薬の登場に伴い、病勢判断と投薬開始の基準となるような新規マーカーの研究と開発が進展しつつある。
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