特集 外来における予防医療
7.一般健診編:④ウイルス性肝炎—法的整備が進む一方,妥当性の判断にはさらなるエビデンスが待たれる
中山 久仁子
1
Kuniko NAKAYAMA
1
1医療法人メファ仁愛会 マイファミリークリニック蒲郡
pp.417-420
発行日 2015年6月1日
Published Date 2015/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900257
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■有病率
B型肝炎ウイルスhepatitis B virus(HBV)の持続感染者数は,全世界で約4億人,厚生労働省による推計では,日本の感染者数は110万〜140万人,患者数は約7万人*1と推定されている。また,C型肝炎ウイルスhepatitis C virus(HCV)の持続感染者数は,全世界で1億7000万人,日本の感染者数は約190万〜230万人,患者数は約37万人*2である1, 2)。感染時期が明確ではないことや自覚症状がないことが多いため,実際の持続感染者数の把握は困難である。
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