特集 血液疾患
7.輸血療法の適応と合併症—実臨床における血液製剤使用の考え方
高見 昭良
1
Akiyoshi TAKAMI
1
1愛知医科大学医学部 内科学講座 血液内科
pp.941-951
発行日 2015年12月1日
Published Date 2015/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900196
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血液製剤は献血者の厚意に基づく貴重な薬剤であり,常に不足している。重大な副反応も起こり得るため,その使用は必要最小限にとどめる必要がある。特に,安易な考えで不必要な血液製剤を発注し,廃棄処分に至らしめる行為は厳に慎むべきである。
本稿では,赤血球製剤packed red blood cell(RBC),濃厚血小板製剤platelet concentrate(PC),新鮮凍結血漿frozen fresh plasma(FFP)製剤の輸血適応,投与量の目安,ガイドライン,副反応を中心にまとめる。
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