特集 輸血のすべて
Part 2 血液製剤の使用
6.血小板製剤—目標血小板数の考え方・実践
高見 昭良
1
Akiyoshi TAKAMI
1
1愛知医科大学 血液内科
pp.69-74
発行日 2024年12月1日
Published Date 2024/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.218804090120010069
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血小板製剤の使用目的は,血小板減少または血小板機能異常による出血予防(予防的輸血)と,出血治療(治療的輸血)である1)。血小板製剤は,WHO出血グレード,臨床病態,出血リスク因子を参考に適応を判断する1〜3)。実際は個々のケースで客観的に判断するのは難しく,機械学習の研究も進んでいる4)。本稿では,各種のガイドラインなどを参照しながら,血小板製剤を臨床利用する際に検討すべき点についてまとめる。
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