特集 どうする? PCAS
【インタビュー】エンゼルケアのあり方
上野山 栄作
1,2
,
相楽 雄治郎
3,4
,
濱野 貴史
5,6
,
佐藤 憲明
7,8
,
松本 勇輝
9
,
藤本 佳久
10
,
井上 明彦
11
1オレンジライフ
2全日本葬祭業協同組合連合会 教育研修委員会
3さがら
4全日本葬祭業協同組合連合会 教育研修委員会(福島協組)
5帝都典禮
6全日本葬祭業協同組合連合会 教育研修委員会(東京協組)
7さとう葬祭
8全日本葬祭業協同組合連合会 教育研修委員会(福岡協組)
9全日本葬祭業協同組合連合会
10聖マリアンナ医科大学 救急医学
11兵庫県災害医療センター 救急部
pp.632-639
発行日 2024年10月1日
Published Date 2024/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3102201229
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はじめに
医療機関で亡くなった患者に対するエンゼルケアは広く実施されているが,これに関する教育や研修は不十分で,それぞれの施設,個人があるべきかたちもわからないままに試行錯誤している。エンゼルケアは,患者の尊厳を守り,家族の心をケアするグリーフケアの一環であるが,救急・集中治療領域の医療従事者は,患者との関係構築が不十分であったり,患者のひととなりを十分に知る期間をもてないことが多く,そのケアは十分であるのか,適切であるのか,常に悩みながら行っている方も多いのではないだろうか。
そこで,医療従事者とは異なる立場からご遺体とご家族にかかわられている葬儀社の方に話を伺うことで,望ましいエンゼルケアのあり方や葬儀社と医療機関との連携など,医療従事者が普段あまり意識していない部分を浮き彫りにすることを目的に,経済産業大臣認可 全日本葬祭業協同組合連合会にご協力いただき本インタビューを企画した。
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