特集 どうする? PCAS
advanced 脳機能モニタリング
【コラム】SedLine—脳波をもっと活用するために
渡邉 真麻
1
,
矢田部 智昭
2
Maasa WATANABE
1
,
Tomoaki YATABE
2
1公立西知多総合病院 麻酔科・集中治療センター
2公立西知多総合病院 救急診療センター
キーワード:
Patient State index
,
PSi
,
処理済み脳波
,
pEEG
,
神経学的予後予測
Keyword:
Patient State index
,
PSi
,
処理済み脳波
,
pEEG
,
神経学的予後予測
pp.594-596
発行日 2024年10月1日
Published Date 2024/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3102201222
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はじめに
ICUにおける脳波モニタリングは,意識障害や脳機能の評価,予後予測において重要な役割を果たす。しかし,デバイスの整備や検査体制,脳波判読医の確保といった課題により,多くの施設で実施が難しいのが現状である。SedLineR(マシモジャパン)は,脳波波形から患者の催眠レベルや脳の活動情報を視覚化するデバイスであり,4誘導と限られた部位ではあるが持続脳波モニタリングが可能である。誘導数が少ないなどの限界はあるものの,脳機能モニタリングの一助となり,医療従事者に脳波モニタリングの重要性を啓発する役割を担うことが期待される。
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