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特集 心臓血管外科 後編
術後合併症
2.LVAD時代の右心不全と肺高血圧症—米国からの知見
Management of right ventricular failure and pulmonary hypertension at the era of LVAD
廣瀨 仁
1
,
田中 大造
1
Hitoshi HIROSE
1
,
Daizo TANAKA
1
1Thomas Jefferson大学 外科 心臓胸部外科部門
pp.129-135
発行日 2016年1月1日
Published Date 2016/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3102200246
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我々が臨床的に遭遇する右心不全および肺高血圧症の多くは,左心不全に伴う二次的なものであり,両心不全の形でみられるのが通常である。左心不全を伴わない純粋な右心不全を引き起こす病態は,肺塞栓症や原発性肺高血圧症などの肺疾患や,右室梗塞や三尖弁閉鎖不全症などの右心系自体の問題,さらには先天性心疾患における心内シャントなど多岐にわたるが,どれも比較的まれである。本稿では,右心不全と肺高血圧症について,米国での知見をもとに解説する。
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