特集 モニター
回答2:モニター値の経時的変化をもとに,臓器障害の改善を目指す
早川 峰司
1
Mineji HAYAKAWA
1
1北海道大学病院 先進急性期医療センター
pp.316-317
発行日 2011年4月1日
Published Date 2011/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3102100050
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■私のバックグランド
実際の患者に対しての治療は,同じ医者でも施設(周囲の環境)が異なれば治療のストラテジーも変化するであろうし,同じ施設でも医師のバックグランドによってその治療ストラテジーは異なると考える。そのため,まず筆者と所属する施設の背景を最初に提示する。
筆者は,麻酔科出身の救急医であり,重症患者の初期診療から集中治療までを専門としている。また,所属する部門は,1000床規模の大学病院内唯一の院内ICU(10床)を含む。院外からの重症救急症例も入室するが,内科/外科系,成人/小児を問わない院内重症例や定期手術症例も入室してくるclosed 型のgeneral ICUである。このような背景で,提示されたケースに対し,筆者であれば以下のように治療していく。
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