徹底分析シリーズ 脊髄くも膜下麻酔さいこう
小話コラム1:脊髄くも膜下麻酔の精度を高める段差針
福光 一夫
1
Kazuo FUKUMITSU
1
1愛染橋病院 麻酔科
pp.1070-1072
発行日 2024年11月1日
Published Date 2024/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101203089
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帝王切開術中の疼痛が医学的にも社会的にも大きな話題となっていて,脊髄くも膜下麻酔(以下,脊麻)の質が問われています1)。段差針は,硬膜穿刺後頭痛postdural puncture headache(PDPH)を予防しつつ,高い精度で脊麻を行うことができる特性を備えています。
本稿では,段差針の開発にまつわるエピソードや,あまり知られていない特性について紹介します。
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