徹底分析シリーズ 知っておきたいがん治療
免疫チェックポイント阻害薬使用患者の麻酔—重症筋無力症が疑われた患者
多喜 亘
1,2
,
橋本 学
1
Wataru TAKI
1,2
,
Manabu HASHIMOTO
1
1国立がん研究センター東病院 麻酔科
2帝京大学医学部 麻酔科学講座
pp.60-62
発行日 2022年1月1日
Published Date 2022/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101202159
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2010年代に臨床応用された免疫チェックポイント阻害薬は,さまざまながん種での有効性を示しており,今後,適応の拡大が予想される。治験例ではあるが,国立がん研究センター東病院(以下,当院)で経験した大腸癌に対して使用されたニボルマブにより,免疫関連有害事象immune-related adverse events(irAE)として重症筋無力症の発症が疑われた症例について紹介する。
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