徹底分析シリーズ 外国人患者への緊急手術
日本人の海外滞在中の事故や病気—まさか,自分が!?
小野寺 久美子
1
Kumiko ONODERA
1
1BNH(BANGKOK NURSING HOME)HOSPITAL インターナショナルマーケティング
pp.522-525
発行日 2021年5月1日
Published Date 2021/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101201984
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筆者は,病院チェーンの時価総額世界トップ5,東南アジア最大の病院グループの傘下で最も古い私立病院であるBNH病院(開院1898年)で,国際マーケティング部初の日本人職員として2007年から勤務を始めた。タイの私立病院は,株式上場している会社組織であり,日本の病院組織とは異なる点が多い。筆者の主な業務は,マーケティング,企画,広告,提携だが,要請を受け,通常の通訳には手に負えないケースにも対応する。
海外における日本人の病気やケガの情報を共有することは,日本への医療搬送,緊急時の治療経歴問い合わせ,家族への救援要請,帰国後の継続治療を医療機関へ依頼する際には,備えとして必要だと感じている。
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