特集 胃癌の公衆衛生対策
活動状況
地域の胃癌対策
胃集団検診の体制と問題点
鹿児島県における胃集団検診の現況
佐藤 八郎
1
,
中馬 康男
1
,
大山 治史
1
1鹿児島大学医学部佐藤内科
pp.91-96
発行日 1967年2月15日
Published Date 1967/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401203412
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
日本人の胃癌死亡率は諸外国に比べて,1,2を争う高位を占めている。この胃癌撲滅には,現段階では幾多の抗癌剤の出現にもかかわらず,早期発見が最も手近な対策として検討され,胃集団検診が日本各地で実施され活発に運営されている。
鹿児島県における胃癌死亡の推移を第1表・第1図でみると,全図の胃癌訂正死亡率(人口10万対44.3〜47.0)に比べて(28.0〜31.3)やや下回ってはいるが,全国同様に上昇ぎみである。
Copyright © 1967, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.