徹底分析シリーズ 古くて新しい 炎症
コラム:プレハビリテーションは全身性炎症反応を軽減できるか?—missing piece of the perioperative puzzle
惠川 淳二
1
Junji EGAWA
1
1奈良県立医科大学 麻酔・ペインクリニック科
pp.826-828
発行日 2020年8月1日
Published Date 2020/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101201743
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麻酔科医が行う周術期管理は,術前から術後までシームレスに行われる必要があります。現在,術中や術後に関しては,多くの研究と介入が行われるようになりましたが,術前に関しては不十分な状況です。近年,プレハビリテーションprehabilitationという考え方が提唱されています。これは,術前に十分な介入を行い,患者が最も良い状態で手術を受けられるようにして予後を改善しようという方法です。
本コラムでは,プレハビリテーションの概念や理論,および炎症との関係について述べます。
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