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特集 外科治療における術前リハビリテーション(プレハビリテーション)治療
7 プレハビリテーションにおける栄養介入の実践と効果
The Practice and Effect of Nutritional Intervention in Prehabilitation
谷口 英喜
1
Hideki Taniguchi
1
1恩賜財団済生会横浜市東部病院患者支援センター
キーワード:
ERAS
,
プレハビリテーション
,
栄養介入
,
ロイシン
,
ホエイプロテイン
Keyword:
ERAS
,
プレハビリテーション
,
栄養介入
,
ロイシン
,
ホエイプロテイン
pp.705-713
発行日 2022年7月18日
Published Date 2022/7/18
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- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 超高齢社会に突入したわが国では,治療技術の向上により,高齢患者への手術適応が以前にも増して拡大した.高齢患者では,呼吸循環器系の合併症に加え,認知機能の低下やサルコペニアおよびフレイルなどが,周術期に問題視される.ERASプロトコルでは,高齢者に対する術前環境適正化策の1つとして,プレハビリテーションが推奨されるようになった.プレハビリテーションでは,運動療法,心理的サポートおよび栄養サポートの3つの介入を行う.栄養療法に関しては,一般的な術前栄養介入と異なり,介入期間が数週間に及び,投与する栄養素もホエイプロテインを中心としたたんぱく質が選択される.しかし,わが国では,いまだ実施に向けた課題が多く残る.
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