徹底分析シリーズ 穿刺に伴う合併症への緊急対応
コラム:中心静脈穿刺の院内資格認定制度
徳嶺 譲芳
1
,
澤田 龍治
1
,
辻 大介
1
Joho TOKUMINE
1
,
Ryuji SAWADA
1
,
Daisuke TSUJI
1
1杏林大学医学部 麻酔科学教室
pp.1232-1234
発行日 2019年12月1日
Published Date 2019/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101201539
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中心静脈穿刺(中心静脈カテーテル留置)は,危険手技である。失敗すれば合併症だけでなく,死亡事故も起こり得る1)。このため,しっかりとした技術が要求される。要は,うまくなければいけないということだ。しかし自称エキスパート(私も?)も問題である。うまいからといって人を殺さないとも限らないからだ。このため,何らかの制約,つまり認定制度が必要である。ではどうやって,うまいかうまくないかを判定するのだろう。また,誰がそれを判定するのだろう。このように,認定制度は単純なようで複雑な問題を孕んでいる。
本稿では,以上の問題を明らかにし,さらに自説を展開したい(むしろそっちのほうが問題?)。
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