徹底分析シリーズ PCI
抗血小板薬2剤併用療法患者の外科手術
小川 覚
1
SATORU OGAWA
1
1京都府立医科大学大学院医学研究科 麻酔科学教室
pp.578-583
発行日 2019年6月1日
Published Date 2019/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101201403
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高齢化や外科手術適応の拡大に伴い,経皮的冠動脈形成術後の周術期患者を診療する機会は増加している。特に薬剤溶出性ステントdrug eluting stent(DES)の留置から間もない患者では抗血小板薬2剤併用療法dual antiplatelet therapy(DAPT)が施行されていることが多く,周術期における抗血小板薬休薬の是非が問題となりやすい。
本稿では,DES留置後の非心臓手術症例を例に,現時点で適切と考えられる臨床対応とその根拠について理解を深めたい。
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