今月の主題 血小板の臨床
鼎談
抗血小板剤の評価
山崎 博男
1
,
日高 弘義
2
,
池田 康夫
3
Hiroh Yamazaki
1
,
Hiroyoshi Hidaka
2
,
Yasuo Ikeda
3
1東京都臨床医学総合研究所・循環器病研究部
2三重大学医学部・薬理学
3慶応義塾大学医学部・輪血センター
pp.1727-1740
発行日 1983年10月10日
Published Date 1983/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218479
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池田(司会) 今日は「抗血小板剤の評価」という題でお話しいただくわけですけれども,今日のお話しで,抗血小板剤とよばれている薬剤の現時点での評価と,今後抗血小板療法はどう評価されていくのかという2つの点について,ある程度のまとめができればいいのではないかと考えております.
それでははじめに,いま盛んに抗血小板剤,あるいは抗血小板療法という言葉が使われており,臨床に使われている薬剤もたくさんありますが,この抗血小板剤というのはそもそもどういう薬剤をいうのか,ということから始めたいと思います.
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