徹底分析シリーズ PCI
PCI後の抗血栓療法—高齢化社会における抗血栓療法の変遷
日置 紘文
1
,
上妻 謙
1
Hirofumi HIOKI
1
,
Ken KOZUMA
1
1帝京大学医学部附属病院 循環器内科
pp.574-577
発行日 2019年6月1日
Published Date 2019/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101201402
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経皮的冠動脈インターベンションpercutaneous coronary intervention(PCI)の目的は,冠動脈に生じた狭窄あるいは閉塞性病変による心筋虚血を解除し,薬物治療で達成できない自覚症状の改善にある。1977年に世界で初めて施行されてから,PCIは治療器具(冠動脈ステント)の進歩と周術期の抗血栓療法の確立により発展してきた。冠動脈ステントと抗血小板薬は一見関連のないように思われるが,ステントの進歩がPCI後の抗血栓療法を確立してきたと言っても過言ではなく,両者を切り離すことはできない。
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