徹底分析シリーズ 知っているようで知らない手術室の設備
ハイブリッド手術室—特殊手術に指向した進化形
野田 勉
1
Tsutomu NODA
1
1株式会社島津製作所医用機器事業部 医用機器営業部
pp.208-211
発行日 2018年2月1日
Published Date 2018/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101201060
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近年,外科手術と血管内治療を組み合わせたハイブリッド手術が注目され,この手術を安全に実施可能なハイブリッド手術室の導入が増えている。経カテーテル的大動脈弁置換術transcatheter aortic valve replacement(TAVR)においては,関連学会協議会が『TAVRを安全に施行するためのハイブリッド手術室に関するガイドライン』を策定しており,それに沿った設計が必須となる1)。一方,既存の手術室はスペースに限りがあるため,設置型透視装置を中心とした多くの機器の配置については十分な事前検討が必要となる(図1)。
本稿では,既存手術室の改修経験をもとにハイブリッド手術室を設置する際の検討事項について述べる。
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