院内管理のレベル・アップ 手術
安全,有効な手術のために・2
特殊手術室とその管理
田中 亮
1
,
鈴木 好信
1
1北里大学病院麻酔科,中央手術部
pp.314-315
発行日 1978年4月1日
Published Date 1978/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541206510
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はじめに
大病院の近代的組織化は,臨床検査部,放射線部などと共に中央手術部の設置運営により,医療の合理化,機能化はより高度となってきた.中央手術部は従来考えられてきた手術室センター的構想より,さらに質的な改善がなされ,中央手術部に関する研究体系まで確立されつつある現況である.中央手術部は,標題に示す特殊手術室の設置とその管理は,手術の専門分化の上で必須であり,関係者の関心も大きいと考えられる.本稿では,病床1,000床,開院7年目,中央手術部総件数30,000例の経験から,当中央手術部の特殊手術室の問題点を取り上げ,管理的立場と,実務上の立場から,反省と将来展望などを述べてみたい.読者諸賢のご批判をいただければ幸いである.
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