症例検討 ICUにおける感染性合併症
Clostridium difficile腸炎—適切な検査と早期抗菌薬治療で重症化を防ぐ
森山 潔
1
Kiyoshi MORIYAMA
1
1杏林大学医学部 麻酔科学教室
pp.1156-1159
発行日 2017年12月1日
Published Date 2017/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101201009
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症例
65歳の男性。身長172cm,体重50kg。潰瘍性大腸炎の既往あり。胸腔鏡下食道亜全摘術で術後7日目に縫合不全があり洗浄ドレナージ術が行われた。その後,縦隔炎の診断でICUにおいてセフェム系抗菌薬で治療すること5日目,大量の水様性下痢をきたした。投与した抗菌薬によるClostridium difficile腸炎が疑われた。
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