特集 はじめての国際学会<前編>
アブストラクトを書くときの私のコツ—英作文はやめよう
小板橋 俊哉
1
Toshiya KOITABASHI
1
1東京歯科大学市川総合病院 麻酔学
pp.594-597
発行日 2017年6月1日
Published Date 2017/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101200884
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英語が得意ではない筆者が国際学会にアブストラクトを提出するようになってから25年が経過しようとしている。初めの頃は,自分なりに頑張って英作文をしていたが,ほとんど原形をとどめないほど上級医に添削(完全修正?)されていた。ところが,留学を機に英作文の無意味さ,つまり実際に用いる英語ではない文章を一生懸命作っても意味がないことを学んだ。具体的には,ネイティブの好む英語表現が少しだけ理解できるようになってきた。近年では,米国麻酔科学会(ASA)などの採択率が上昇したようで,リジェクトされることはほとんどなくなったが,それなりの書き方も身についてきたように思われる。コツといえるほどのものではないが,筆者のやり方,考え方を以下に紹介する。
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