症例検討 腎機能低下患者の麻酔
腎動脈近位の腹部大動脈瘤手術—チーム医療の中心となり積極的に情報の共有を働きかけよう
五代 幸平
1
Kohei GODAI
1
1鹿児島大学医学部 麻酔・蘇生学教室
pp.256-260
発行日 2017年3月1日
Published Date 2017/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101200804
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症例
70歳の男性。身長165cm,体重75kg。20年前より高血圧,糖尿病にて加療中。最近,eGFRの低下は認めないが蛋白尿を認め,糖尿病性腎症第3期(顕性腎症期)と診断されていた。今回,腹部の拍動感を自覚しCT検査を施行したところ,その拡張が腎動脈直下まで進展した瘤径70mmの傍腎動脈腹部大動脈瘤と診断され,人工血管置換術が予定された。
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