徹底分析シリーズ ビデオ喉頭鏡:現代の気道管理における立ち位置を探る
ビデオ喉頭鏡の現時点での限界—天下統一の日は遠い
鈴木 博明
1
Hiroaki SUZUKI
1
1獨協医科大学越谷病院 麻酔科
pp.1148-1150
発行日 2016年12月1日
Published Date 2016/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101200726
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気管挿管には,Macintosh型もしくはMiller型の直接視型喉頭鏡が一般的に使用されている。しかし,喉頭展開像の観察や気管挿管が困難な症例に遭遇することがある。これらの問題を改善するため,多くのビデオ喉頭鏡が開発されてきた。従来の直接視型喉頭鏡よりもビデオ喉頭鏡を用いることで,喉頭展開像が改善することや気管挿管が容易になるとされる一方で,ビデオ喉頭鏡でも気管挿管が困難なことがある。
本稿では,ビデオ喉頭鏡の現時点での問題点や限界点を解説する。
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