徹底分析シリーズ 麻酔科医として歩み始めたあなたへ—10年後の自分に向かって,今日から始めたいこと
専門医のその先に—プロフェッショナルに求められるもの
髙田 真二
1
Shinji TAKADA
1
1帝京大学医学部 麻酔科学講座・医学教育センター
pp.328-332
発行日 2016年4月1日
Published Date 2016/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101200540
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麻酔科医として歩み始めたあなたの当面の目標は「できる麻酔科医」,具体的には「麻酔科専門医」になることが大きな目標になるだろう(専門医にこだわらない生き方もあるが,ここでは脇に置く)。熟練の指導医のもとで症例経験を重ね,毎月LiSAを読み,時には「双六」で気分転換をしながら研修プログラムに沿って研鑽を続け,試験に合格すれば,最短で4年後には麻酔科専門医である。専門医になれば,大概の手術症例の麻酔管理は(上級医からあれこれ言われることもなく)自分一人で行える(はず)。麻酔科医不足がまだ喧伝されるこのご時世,麻酔科専門医の需要は高く,収入面でも安定する。この先の医師人生30年以上,これで安泰…って本当?
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