徹底分析シリーズ 麻酔科医のプロフェッショナリズムを考える
コラム:社会から信頼される組織(プロフェッショナル集団)に必要なものとは
髙田 真二
1
,
志村 福子
2
Shinji TAKADA
1
,
Fukuko SHIMURA
2
1帝京大学医学部 麻酔科学講座・医学教育センター
2安曇野赤十字病院 救急部
pp.330-333
発行日 2017年4月1日
Published Date 2017/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101200820
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前稿では,患者の安全が脅かされているときに麻酔科医が「笛を吹く」ことの重要性を述べた。笛を吹く相手は,危険な(無謀な)手術をやり続ける外科医だけだろうか?もし,同じ組織の麻酔科医が患者安全を脅かしているとしたら?外部(外科医)に対して厳しく笛を吹き続けるプロフェッショナルな麻酔科医が,もし身内の問題を見て見ぬふりをしていたとすれば,その麻酔科医のプロフェッショナリズムとはいったいなんだろうか?医師憲章の10の責務にある「プロフェッショナルの責任を果たす責務」とはどういう意味なのだろうか?
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